嘉陽の人 PEOPLE OF THE KAYOU
宮城 和恵さん
(みやぎ かずえ)
74歳
共同売店のおばちゃん

Q:嘉陽の人たちになんて呼ばれていますか?
A:みんな和恵とか、和恵さーーんって呼んでるかな。
Q:出身はどこですか?
A:うちは屋我地。沖縄の名護市だよ。
Q:いつから嘉陽にいますか?
A:嘉陽は23年くらい前に来たかな。
Q:なんで共同売店をやろうと思いましたか?
A:主人の親戚の人に頼まれて、最初は主人とやってたの。
「和恵さーーん(おばあが来店)」
はーい。いま、ないよ~。ちょっと行ってくるね。
(さすが何が欲しいかすぐわかる和恵さん)
Q:嘉陽に23年前にきてからずっと共同売店をやっているのですか?
A:いやいや。1回辞めたよ。その後は別の人がやって辞めて、また別の人がやって辞めて。私も足とか手術してたりで、休んでたの。
Q:仕事のやりがいとか、続けられている秘訣とかありますか?
A:やっぱり私は仕事をしてる方が好きだし、やらないとさびしくなっちゃうからね。でも、みんなに「あってよかった~」って言われるとこの仕事をやっててよかったなって思うね。
Q:共同売店は嘉陽に必要ですか?
A:車のない人には、やっぱり必要かな。孫とかが買ってきてくれるより、自分で買い物したいさね。ちょっとした忘れ物をした時に、わざわざ街に行かなくても、ここで買える。あっても変わらないけど、ないと困る場所かな。みんなにも「辞めないでー」って言われるし。できるまではがんばりたいね。
Q:共同売店での地域の人との関わり合いってありますか?
A:あー、あるね。おしゃべりをたくさんしているよ。昔話だったり、シデック(URLなどで行事カレンダーにとべるように。)の話だったり。踊りと歌が好きなおばあは、私にそれを教えてくれるの。みんなさびしいみたいだね。
Q:もし、和恵さんが体調を崩して共同売店を続けられなくなったら、共同売店にどうなってほしいですか?
A:つづいては欲しい。やってくれる人がいるんじゃないかぁって思ってしまうんだよね~。
Q:嘉陽の魅力はなんですか?
A:海かな。昔はもっときれいな海だったんだよ。昔の海を知っているからそう思うけど、観光客の人はみんなきれいって言ってくれるから、海かなぁ。日の出の海が1番きれいだよ。
Q:これからの嘉陽にどうなってほしいですか?
A:うーん。観光地化したいわけじゃないねぇ。でも最近若い人が増えてにぎやかにはなってきた。10年くらい若い人がいなかった期間もあったから、やっぱり人が増えて、にぎやかになることはうれしいね。
Q:最後に言っておきたいこととか、載せてほしいこととかありますか?
A:共同売店のTシャツを嘉陽の若い人たちが作ってくれてるの。第2弾は、うちのチビ(猫)とかおばあがいるんだよ。後ろには、私のバンダナとメガネもある。次は第3弾が出るんじゃないかなぁ。楽しみだよね。
(写真:和恵さんが好きな、日の出の海の写真)